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ネットワーク産業論 ―水道インフラの持続可能性―

令和7年4月1日発行 ISBN978-4-911095-04-1 
A5版・本文150頁(モノクロ)
【著者】浦上 拓也
【発行】山代印刷株式会社出版部
【定価】1,650円(税込)

本書は、近畿大学経営学部経営学科企業経営コース3年次学生を対象に開講されているネットワーク産業論のテキストである。執筆者の経営学部浦上拓也教授は1996年に神戸大学大学院経営学研究科に進学後、これまで一貫して上下水道の研究に従事し数多くの学術論文を国内外の学術誌に発表している。また、研究者としてのキャリアの大半において、イギリス・スペインの研究者との国際共同研究に従事しており、上下水道の専門家として国内外にその活躍の場を広げている。

テキストは、人口減少が進行し経済が縮小していく日本社会におけるネットワークインフラの持続可能性をテーマとし、ネットワーク産業論の今日的課題をこれからの時代を担う大学生に分かりやすく解説することに主眼が置かれている。また、本書は大学生だけでなく、上下水道関係者あるいは上下水道に高い関心を持つすべての人々にとっても、最重要な社会インフラとしての上下水道の将来を考える上で重要な示唆を得ることができる一冊となっている。

目次 

第1章 イントロダクション
第2章 ネットワーク産業・公益事業とは?
第3章 公益事業的属性
第4章 ネットワーク産業の経済特性
第5章 自然独占の理論
第6章 ネットワーク産業の料金規制
第7章 ネットワーク産業の規制改革
第8章 ネットワーク産業における新たな官民連携手法
第9章 ネットワーク産業としての水道事業
第10章 水道法による水道の定義
第11章 世界の水道事業
第12章 水道事業における料金制度
第13章 水道事業の財政計画
第14章 水道事業の直面する課題
第15章 水道事業の経営基盤強化